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【脊柱管狭窄症による坐骨神経痛(両方のお尻の突っ張りと痛み)ビフォーアフター】

【脊柱管狭窄症による坐骨神経痛ビフォーアフター】

脊柱管狭窄症の特徴的な症状であるお尻の突っ張り感、痛み。

来院するなり、『痛たたたた、最悪や、歩かれへん、寝てばっかし!』

と、いつもはアクティブで活動的なYさんが家で横になってばかりというのが症状の辛さを表していました。

【脊柱管狭窄症の病状】

脊柱管狭窄症は腰の神経が引き延ばされているか、圧迫されていると太ももやお尻に痛みや引っ張り感が出てきます。

特徴的な症状は歩いていると脚が痛みと突っ張り歩きにくくなり、立ち止まって休むとまた歩けるようになるという症状です。(間欠性跛行)

他にも立っている姿勢が続くと脚、お尻に痛みが出るという症状もあります。

症状が両方に出る場合(馬尾型)と、片方に出る場合があります(神経根型)

【施術内容】

Yさんの場合は、腰の神経が引き延ばされている状態でした。

脊柱管狭窄症で腰の神経が引き延ばされている場合は、

骨盤が後ろに倒れている状態になります。

この状態は高齢者の方に多い姿勢になります。

あくまでも神経が引き延ばされている、骨盤が後ろに倒れているというのは、

『結果』に過ぎません。

なので単純に骨盤を前に倒しましょう。というのでは改善が出来ません。

大事なのはなぜ?骨盤が後ろに倒れてしまったのか?という『原因』を調べる必要があります。

今回の原因は『右足』にありました。

右足?骨盤と関係があるの?と思われるかもしれませんが、

めちゃくちゃ関係があります。

右足が固くなることで歩行時につま先が外に向きやすくなります。

そうすると、脚は外側に捻じれ、骨盤は後ろに倒れやすくなってしまうのです。

そんな状態で長年生活を続けていると…骨盤の上には腰の背骨があります。

骨盤が後ろに倒れていることで腰の背骨は不安定になり、安定させようとして背骨を固めて動かすようになります。

本来、背骨は歩く時に前後左右に蛇腹のように動くことで、

歩く振動を逃がすことで腰に負担が掛からないようにしています。

それが出来なくなることで、歩くたびに負担が蓄積した結果が脊柱管狭窄症です。

なので、まずは右足に施術を行い、右足が滑らかに動くようにしました。

それから、固まってしまった背骨や骨盤が正しく動かせるように誘導をした後、

ご自身でもその動かし方を再現してもらうことで、

体が正しい体の動かし方を学習してくれます。

実は知らない間に右脚をかばい骨盤をかばい背骨をかばい体を動かしているうちに、

体が歪み、間違った体の使い方を学習してしまい、その状態が正常だと勘違いしてしまっている状態なので、

原因に対するアプローチだけでは不十分で、正しい体の使い方を学習してもらうことが非常に大事です。

運動意識は反復練習で書き換える事が出来るので、

現状の感覚と正しい感覚の違いを感じ、意識してもらいながら進めていきます。

脊柱管狭窄症と診断されても手術を回避できる可能性は十分にあります。

脊柱管狭窄症でお悩みの方は一度ご相談ください。

泉大津市南海本線松ノ浜駅徒歩1分 谷下整体院 谷下浩司

  • この記事を書いた人

院長 谷下浩司

資格:柔道整復師、鍼灸師
経歴:尾崎鍼灸整骨院スタッフ5年
   尾崎鍼灸整骨院 分院院長5年
   谷下鍼灸整骨院開業6年
得意分野:腰痛、坐骨神経痛、股関節痛

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