10,20、30年来の腰痛が治りにくい理由
それは、身体の歯車が合っていない状態で使い続けている事で腰に負担が掛かり続けているからです。
椅子から立ち上がる時に腰が伸びない
朝起床時に腰が固まって動くのがつらい
歩いていると腰が痛くなってくる
こんな状態になっていませんか?
歯車が合っていない状態とは?
身体はどこかに不具合が出ると、全身のバランスを崩してバランスを取ろうとします。
足を捻挫したら、正常には歩けず、足をかばいながら歩きますよね?
まさにその状態です。
でも、捻挫なんかしてないけど?
普通に歩けるし、動けるけど?
そうなんです。
過去にしたケガや打撲、トラウマやストレス、食生活、生活習慣でのクセ、手術痕、自律神経など様々な要因で、筋肉や関節が制限を受けて、
そのような状態に気付かないうちになっているんです。
街中で歩いている方を観察してみてください、綺麗な歩き方をされている人はほとんどいません。
傾いて歩いていたり、足の運びに左右差があったり、お尻を右側に振りながら歩いていたり、足が上がらず、すり足で歩いていたり、
しかも、それに気づいている方はほとんどいません。
そもそも歯車が合っていないことに気付いていないんです。
慢性化すればするほど身体の感覚は鈍くなり、そんな異常にも気づけなくなってしまいます。
実際に当院でも、歩行の動画を撮らせていただく事がありますが、
上記のような状態でも気づかれていない事がほとんどです。
なので、当院ではご自身の身体感覚を取り戻していただくために、左右の脚を挙げた時にどちらが重たく感じるか?などクイズを出す事でご自身の身体の状態を理解してもらうように努めています。
無意識下での身体の適応力は素晴らしく、
一部の筋肉や関節が正常に動かしにくくなると無意識的にそれらをなるべく使わないようにして動かし始めます。
この図のように、正常に使うにはまっすぐだが、まっすぐ行けないから右に曲げながら使おう。という感じです。
しかし、本来、身体はまっすぐ(正常)使うことで身体全体のバランスが取れているのに、右に曲げながら使うことで、全体のバランスを崩して動かさなくてはならなくなってしまいます。
慢性腰痛の方は、歯車が合っていない事で、かばう動作が次のかばう動作を生み、、、を何年も繰り返し重ねて行われている事で、
正常とはかけ離れた身体の使い方が染みつき、何が正常なのか?も分からなくなってしまっている状態です。
こうなってしまうと365日、普段の生活動作すべてで腰に負担が掛かり続けてしまうので、腰が回復する事が出来なくなってしまいます。
まさにブリキのおもちゃの歯車がかみ合わずぎこちない動きを続けている感じです。
これが長年、腰痛をかかえている方が治りにくい理由です。
上記のように、長年の腰痛の方の背景を理解していただくと、
腰が痛いから腰を揉む。とはならないと思います。
歯車が合わない原因を見つけて、歯車を合わせ、さび付いた歯車がスムーズに動かせるように油を挿しながら繰り返し動かしていく。
そうする事で脳内の運動プログラムを書き換えていく。
一朝一夕では行きませんが、確実に改善に向かい、進めることで長年の腰痛であろうと改善は可能になります。
問題には原因があり原因には習慣や経験があります。
10年以上ともなると、ここまで深堀りして行くので施術だけでなくコミュニケーションも非常に大事にしています。
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