勉強になりました、、、、
先日、左頭痛(左眉付近の痛み)、首の凝り、首の痛み(左首から左腕の神経痛)でお悩みの方が来院されました。
首のこわばりが強く、神経症状が出ていることもあり、左眉付近の痛みは、首から顔につながる筋肉のこわばりによる三叉神経痛の可能性が高いと判断していました。
しかし、施術を2回行い3回目来院時に首の動きは良くなっているけれど、左眉付近の痛みはあまり変わらない状態でした。
4回目来院時は『左眉の痛みがなくなった』とのことで大変喜んだのですが、、、
実は、『前回施術後、左眉が痛かったので、上咽頭炎を診てもらっている先生のところへ行って処置をしてもらったら左眉の痛みもなくなって首も楽になった』
とのことでした。
上咽頭炎??
赤丸のところが上咽頭になります。
ここが、細菌、ウイルス感染、ストレス、空気の乾燥などにより炎症を起こした状態。
神経線維が豊富で、のどのイガイガ、起床時に痰が絡むなどの症状のほかに、
頭痛、倦怠感、耳の病気、肩こり、めまい、腎炎、皮膚炎などの自律神経系の症状も呈します。
かなり奥の方にある為、一般的な耳鼻科や内科では『異常ありません』と判断されることもあるそうです。
今回のような症状が上咽頭炎から来ているという先生は耳鼻科でも専門医でなければ関心を持たれていないのが現状とのことです。
※https://jfir.jp/chronic-epipharyngitis/から引用
症状名は知っていましたが、恥ずかしながら、私も上咽頭炎が左眉の痛みや首の痛みを生じるとは知らず、ノーマークでした。
『お医者さんでも知らない先生が多いみたいです』
とのことでしたが、
勉強不足を痛感しました。
まさか、上咽頭炎が今回の症状の主だったとは、、、
今回のように症状が複数個所あり、改善につながりが見られない、
場合はより慎重な判断が必要だと感じました。
今後は今回のようなケースにも対応できるよう精進していきます。