30年来の慢性腰痛でお悩みのSさん。
【お悩み、主訴】
電車通勤でデスクワークが多く、
座った状態から立ち上がる時に腰が痛くて伸ばせない、
中腰の状態でしばらくしたら伸ばせるようなる。
起床時に腰が痛くて起き上がった時も腰が伸ばせない。
【原因、検査】
過去にスキーやテニスなどで左足首の捻挫をされていた影響で、
左足首が固くなり、
動きにくい状態になっていました。
※捻挫は放置し痛みが治まると治ったと思われてるケースが多いですが、痛みがなくても実際は動く範囲が狭くなっている可能性が高いです。
足首が固くなったまま歩いていることで体が歪み、
正常歩行が出来なくなり、その負担は足首から膝、股関節、骨盤…と全身に波及することで、
腰に負担が蓄積していきます。
Sさんも例外なく、歩行時に右肩が常に吊り上がった状態で歩かれており腰に負担が蓄積していました。
【施術】
まずは原因箇所である左足首を施術し、可動域の改善をおこないます。
負傷期間が短い場合はこれだけで改善されていく事もありますが、
慢性的な状態が長く続いている場合は、
間違った体の使い方を体が覚えてしまっているため、
原因が解決されても同じ体の使い方を続けてしまうため、
正しい体の使い方を意識して体に認識してもらう必要があります。
例えば脚を曲げる伸ばす動き１つでも、
足関節、ひざ関節、股関節、骨盤と肩甲骨、背骨が正しく連動できるように誘導と意識をしていただきながら
体の動かし方を確認していきます。
最後にご自身で再現してもらい、
さらにセルフケアで再現性を高めていきます。
【施術後確認】
施術後、歩行姿勢を確認すると、
吊り上がっていた右肩が下がり、
歩行がスムーズになっていることと腰の状態が改善されていることを実感いただきました。
【まとめ】
慢性的な症状は原因を見つけ、正しい動かし方の再現性を高めていく事が不可欠になります。
腰痛だからと言って腰や骨盤にだけアプローチをしてもその場だけはいいけどすぐに戻ってしまうのは、
原因が解決されていない、正しい体の使い方に運動プログラムに書き換えられていないからです。
慢性的な腰痛でお悩みの方は一度ご相談ください。
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